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MODEL | パワーマティック ブラックミラーダイアル ビッグホーンラグ |
MOVEMENT | Cal.481 |
AGE | 1950年頃 |
MATERIAL | 14金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 34mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ) |
激希少34mm14金無垢シャンパンゴールド★ルクルト パワーマティック ビッグホーンラグ★Cal.481バンパ ブラックミラーダイアル
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1946年、ルクルト初の自動巻きとしてを世に出した”半回転ローター/片方向巻き上げ”いわゆるバンパー式”Cal.476″。その翌年には、1936年に株の80%を保有することで事実上ルクルトの傘下でルクルト自社ブランドとしてアメリカ市場に輸出するモデルの組み立てからチューニングをすべて行った”ヴァシュロン・コンスタンチン”の専用自動巻きであり、又ヴァシュロンとしても初の自動巻きとなる”Cal.477″の開発に至り、更にその翌年1948年には歴史にその名を残すことなった”カウンター式バワーリザーブ”を世界で初めて世に出した”Cal.481。不動差角度が15°という驚きの巻上げ効率で当然、スイッチングの切り替え車は無く、ダイレクトにローターカナから2つの巻き上げ車を連動させるコハゼクリックをかまし、そのとてつもないバンパーローターの爆発音を吸収する為に、そのローターや巻上げ車達を蹄鉄のような分厚いブリッジでしっかりガードし、ルビーで磨耗を完全シャットアウトしている。一目見ただけで惚れ惚れしてしまいそうな様相で一言で言えば、モンスターである。そんな暴れん坊を搭載した今回のパワーマティック、その動かす度に腕に感じるバンパーの爆発音がまるで誘い込むようにとてつもないオーラがこの一品の全体を包み込んでいる……それはビッグホーンという名の下に存在する14金無垢が造形に捧げた夢幻的な世界がそこには存在するからであろう。34mmオーバーの当時では大き目のラウンドのケースから突如出でる11mmの湾曲しシャープに先端まで届くラグの形状は、見入るだけで圧倒され言葉にも出てこないほどの感動が込み上げてくる。ついつい触りたくなる衝動が、オリジナルである”Lec”の刻印を深々と刻んだリューズを回す……。
ゼンマイを巻き上げそれと同時にトルクダウンの領域としてのレッドゾーンが、リューズが巻かれる度に動きだし、10時間を超えた時点で徐々に白地へと変わっていき、かなりアバウトな数字ではあるが、パワーリザーブとしてマックスとなる40時間の数字が見えた瞬間、喜びと、止まるまで再びレッドゾーンをおがむことが出来ない寂しさが同時に込み上げてくる。更にそこに繊細でガラス細工ような透明感、そしてその光沢感のある存在が見る者すべてを虜にしてしまうブラックのミラーダイアルの漂いも噛みしめることが出来る。そしてこの一品を腕にはめた瞬間、ダイレクトに伝わる”ゴロン、ゴロン”という鋼鉄バネがぶつかる衝撃音を体全体で感じることで。究極たる機械と生身の人間が融合するという信じられない真実がそこにあることを知ることとなろう。