クールストア販売商品

最強バンパーCal.813★ルクルト マスターマリーナ★14金無垢シャンパンゴールド

PRICE 
MODELマスターマリーナ 
MOVEMENTCal.813 
AGE1950年代 
MATERIAL14金無垢シャンパンゴールド  
SIZE34mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ) 

SOLD OUT

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最強バンパーCal.813★ルクルト マスターマリーナ★14金無垢シャンパンゴールドのサムネイル
最強バンパーCal.813★ルクルト マスターマリーナ★14金無垢シャンパンゴールドのサムネイル
最強バンパーCal.813★ルクルト マスターマリーナ★14金無垢シャンパンゴールドのサムネイル
最強バンパーCal.813★ルクルト マスターマリーナ★14金無垢シャンパンゴールドのサムネイル

現在のジャガー・ルクルトのマスターコントロールで主力としてわざわざスイッチングロッカー(前回転巻上げ)式では無く半回転式を取り入れ、クロノメーター以上の精度と又、巻き上げ効率のすごさが今年に入って取り沙汰されている”Cal.899″の原点はやはり1946年の始めてルクルト自動巻きとしてを世に出した”半回転ローター/片方向巻き上げ”いわゆるバンパー式”Cal.476″であろう。その翌年には、1936年に株の80%を保有することで事実上ルクルトの傘下でルクルト自社ブランドとしてアメリカ市場に輸出するモデルの組み立てからチューニングをすべて行った”ヴァシュロン・コンスタンチン”の専用自動巻きでありヴァシュロンとしても初の自動巻きとなる”Cal.477″の開発に至り、更にその翌年1948年には歴史にその名を残した”カウンター式バワーリザーブ”を世界で初めて世に出した”Cal.481″が誕生し、その後初めての全回転ローター自社キャリとして”Cal.493″が誕生し、その後”493″をベースに手巻きの機能を全く装備させない究極の自動巻として1951年”Cal.497″が誕生し、その機械を搭載し世界に名を轟かせた”フューチャーマティック”ここで誕生することとなった。その後”498″,”499″(フューチャーはその後1958年”817,837″を最後に終わる)と続き、バンパーの時代は消えかけていった。しかし1954年、”481キャリ”を大幅に改良し、更にルクルト発の19800振動を備えた自動巻キャリバーがバンパーとしてそれは劇的に復活を遂げた。又そこにデイト機能を装備した”813キャリ”が誕生し、そしてバンパームーブメントは1956年、世界初自動巻アラームを世に出した”Cal.815″そしてデイト付き”825キャリ”を最後に1959年、ルクルトの基本ベースともなったスイッチングロッカー”として又、マニュファクチュールの魂を世界に伝えた名機ジャイロマテッイクに搭載された”818″と引き換えに13年間のバンパーの時代は完全に終わりを告げた。現代に伝える不動角差を温故知新の如き見直された片方向巻き上げの原点としてスイス時計界、いや世界の時計界の中で、これほどのクオリティーを持ち、すべてがその時代の主役となったムーブメントは、このルクルトのバンパーの他に私は知らない…
そんなルクルトから今回ご紹介させて頂くのは、バンパーとして最後を飾ったデイト付き”813キャリ”搭載のルクルト最初の防水時計として名を世界に轟かせた”マスターマリーナ”である。それはその名に相応しくないいかにもドレッシーな出で立ちで見た者をその美しさで凌駕する。ダイアル3時位置にキュートに添えられた丸状の小窓からデイトを覗かせ、ウエッジ状の5分刻みのインデックスにドットの球状を1分刻みに嵌めこむ。そんなクオリティーの高いダイアルをエッジのついたやらしすぎるエロティカルな14金無垢ケースが、ふと触れたくなる気持ちに私を駆り立てる。そこから伸びるスリムなラグ、そしてラウンドに盛りあがったバックケース。しかしそれはある現実を把握した瞬間、驚きに目を疑いたくなるほどの許されるベキ姿がそこにあった。スナップバックでは無く、そこにあったのはオープナーを這わせる凹凸の全く無いスクリューバックであった。どうやって開閉するのだろうかと悩ませるその造形物は、ミステリアスなモデルを出し続けたルクルトの憎い演出であったのであろう。当然同時期に出したフャーチャーマティックと被せたのかもしれない。いろいろ想像させるこの物体は最高の驚きだけでなく、そこに”813″のバンパー特有の振動が腕を通し、体全体に伝わることで感動といつまでも残る余韻を深々と心に宿してくれた。ありがとう。又、素晴らしい一品に出会えたことを感謝しよう。

不動角差15.5°….私が最後にこの時計に対してのすごさを実際の数値でお伝えしておこう。