18金無垢シャンパンゴールド Ref.2501410★ジャガー・ルクルト★レベルソ クラシック Cal.846

世界各地で新しいものへの探究心を駆り立て、自動車、ラジオなど様々な発明でそれ

までの伝統への破壊という名のもとに、ヨーロッパを巻き込み、世界で激動の時代を

迎えた。それは芸術の分野においても自然から未知なる造形を生み出すという理論が

確率され、造形築から始まったアールデコスタイルという新たな文化を開花させた…

うなるほどのその美しいフォルム…18金無垢の淡いシャンパンゴールドの輝きを止めえぬオーラの塊としての存在は、”キューヒズムのトノー型”とも言われ、その造形を肌で感じるかのように1931年の伝統を引き継いだ”ゴドロン”と言われた三つ縁模様に手で触れながら反転させ、ケースサイドのボール状のスプリングがそのケースの裏と表の世界を変えていく。ダイアルが見え隠れする様に我を忘れ、胸の高鳴りへと変えていく。そのダイアルを見つめ、角型の”レイルウェイ”と呼ばれる分表示が、出会いすら奇跡とされる希少なサークルで描かれていることに感動し、インデックスがアプライドに表現されている独特のダイアルは、見た者すべて涙するほどの歓喜な喜びを与えるであろう。そしてその鼓動の感じる先にあるものは、”Cal.846”。1975年にレベルソ専用キャリとして誕生し、2針というクラシックモデルの伝統の為だけに誕生し、姿勢差4調整という精度への拘りを徹底したルクルト社最後を飾るキャリバーの一つとして伝説を築いてきたのは言うまでもないが、そのすごさは92個というパーツで、何と19.2mmという小さな空間を作り上げ、21600振動の熱きビートを奏でることに何のためらいも無く圧倒されることであろう。すべて目立つキズの無いミントコンディション。もうこれ以上、言うことはないでしょう。

それまでマニュファクチュールとしてスイス時計界をリードしてきた3代目”ジャック・ダヴィド・ルクルト”率いるルクルト社とフランスの天才時計師”エドモンドジャガー”社率いる”ジャガー社”が互いに共同で時計製造、販売を手掛けながらも、一つに成りえなかった現実の中、1937年『ジャガー・ルクルト時計製造販売株式会社』として運命的な歴史の一ページを刻んだきっかけとなったモデルが1931年誕生した。
『REVERSO/レベルソ』
それはラテン語で”回転”を意味し、”狂乱の1920年”と言われ富裕層の道楽も盛んになり、当時その象徴でもあったポロ競技で、ある将校が競技中に時計のガラスが割れたことをきっかけに、”セザール・ド・トレー”という実業家の時計への執念とジャク・ダヴィド・ルクルトのマニュファクチュールとしてのプライドが、当時、既に夢半ばにしてこの世を去った”エドモンド・ジャガーの意志を継いで誕生した。それは当時、ハンガリーから新しい建築様式として誕生し新世界の象徴として”アールデコスタイル”と言われ、まさにこのレベルソがアールデコそのものと言われた。