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MODEL | Ref.3041 タイムメモボックス |
MOVEMENT | Cal.814 |
AGE | 1960年代 |
MATERIAL | 10金張り |
SIZE | 32mm(クラウン含めず)×39mm(ラグ to ラグ) |
Ref.3041/1960年モデル★ルクルト★ワールドタイム メモボックス Cal.814
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19世紀から20世紀頃までパテック、バセロン、オーデマ、H.モーザー、IWC、カルティエなどスイス時計界を背負ってきた名だたる時計メーカーにムーブを供給し、数多くの高級時計メーカーを顧客に抱えてきたジャガー・ルクルト。
父から学んだオルゴール作りの中で、一体構造の鍵盤オルゴールを世界で始めて若干、17歳の1920年には発明し世界のオルゴール分野でも名声を手にしていた若き”アントワーヌ・ルクルト”、それまでの父のオルゴール作りの手伝いの契約を破棄し、幼き頃からの夢であった時計作りを1833年自社工房として、ジュラ湖のほとりに作ったのが伝説の始まりであった。
1844年、それまで職人達がネジ、ホイールなど、特に”カナ”などの製作に時間をかけていた時代、数千分の1㎜まで測定可能な”ミリオノメーター”を発明することによりそれまでの時計作りを根本的に変え、”ルイ・オーデマ”(オーデマ・ピゲ創業者)は最初のアントワーヌの顧客になったほど、その後、世界で始めて量産に成功した”リューズ巻きシステム”。クロノグラフ、ミニッツリピーター、永久カレンダーの機能を備えたグランドコンプリカシオンを世界で始めて世に出し、パテック、バセロン、オーデマにもこのムーブメントを供給などし、マニュファクチュールとしては、名実とも世界一の称号を手にすることとなった。
又、自社ブランドとしても、1929年世界最小のムーブメントを引っさげ、”デュオブラン”、1931年の反転式腕時計”レベルソ”、1950年頃からは、リューズを一切巻かない”フューチャーマティック”、24時間計”クオーターマティック、パワーリザーブ計が装備された”パワーマティック”、世界最高クロノメーター値を当時、たたき出した、”ジオフィッジック”、”ジオマティック。そしてリストアラームを1949年に開発するやいなや、1956年、世界初自動巻きアラームを開発し、1℃の温度変化を利用し時計を駆動させる半永久ムーブメント”アトモス”を世界の著名人が手にし、80カ国以上に販売網を確立しいった。
そして、ジャガー・ルクルトが世界に発展していくまさにその頃、ジュガー・ルクルトが歩んできたそれまでの想いを『マニュファクチュール120周年モデル』として世に託したモデルが、今回、ご紹介する『ワールドタイムメモボックス』である。メモボックスを基本ベースとして、そのアラームの時間設定を行うディスク上に、世界の24都市の名を刻み、ほぼ24時間の時差を共有する国を同指標に刻み、アラームを使用しない時は、自国を12時にセットし、世界の時間を読み取れるようにするにくい演出をしている。ちなみにTOKYOのほぼ12時間の時差を有する国は、何と”ACRES IS”。普通の人はこの名はわからない。わかる人はそうとうな金持ちであろう。なぜならこの名は、ある島々からなる高級リゾート地ポルトガル領地”アゾレス諸島”の名で、神の島とも呼ばれ世界一周クルーズにはかかせない最高級リゾート地であるからである。当然、このことからもワールドタイムが、かなり高い富裕層が手にしていたことがおわかりになるであろう。そんな今回の”ワールドタイム”。ダイアルはもちろんのこと、スクリューバックを有するケースは、目立つキズの無い、最高の状態。そしてアラームゼンマイ、設定を行う2時位置のアラームクラウン、そしメインクラウンに施されたジャガー・ルクルトの原点”カナ”をモチーフにした”JL”エンブレムが、回した瞬間に手の感触としていつもでも残り、淡いパールシルバーに輝くダイアルの頂点に燦然と輝く”JL”エンブレムが、ドーム風防から見うる様は、まさにオーラのように浮かび上がる幻想の世界として、未だ見ぬ国々の想いをワールドタイムとして表現し、そして創業1833年の歴史の重みを1960年、ジャガールクルト創立では無く『マニュファクチュール120周年モデル』としてジャガー・ルクルト、そして創業者”アントワーヌ・ルクルト”の栄誉を本当の意味で後世に伝えたかったのかもしれない。そしてそれから更に50年の月日が経った今、その最高の栄誉たるワールドタイムメモボックスが、あなたの目の前のあることをここに177年の重みと一緒に皆様にお伝えしたい。