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MODEL | ファーストジェネレーションダイバー マリーン |
MOVEMENT | Cal.19.4T |
AGE | 1932年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 22.8mm/横径リューズ含めず×37.5mm/両ラグ先端まで |
伝説! ファーストダイバー★オメガ MARINEマリーン★Cal.19.4T 1932年 ステンレススティール
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1926年ロレックス社が世界初となる防水時計を発明し27年10月7日にイギリスの速記者であるメルセデス・グライツ譲が女性としてドーバー海峡を渡るという前代未聞のこの快挙にロレックス社の時計が腕に巻かれていたというロンドンのデイリー誌の一面を飾ったことは世界の時計業界全体を揺るがすこととなる。
しかしそれは、その最大の特徴であり現在では防水プロセスとして定着したが、当時はそれ自体が弱点とも言うべく竜頭のねじ込みに対し、ねじ込み自体に慣れないことで、竜頭のねじ込み忘れによる浸水のクレームという事実があったという。それは他スイスブランドにとっては、破竹の勢いで上りゆくロレックス社に歯止めを聞かせる最大のチャンスであったのかもしれない。
同年代、他ブランドも次々と自社特許をかかげ新しい防水時計の開発が始まる。
ジュデックス社のエタンス、ブローバのウオータータイト、ティソのアクアスポーツ、ギャレットのクラムシェル、モバドのアクヴァティック、ロータリー社など20年代後半から30年代は防水時計への誕生プロセスが開花していった年であると言っても過言ではない。
その中で当時、ロレックス社のオイスターを凌ぐと言われたモデルが1932年開発されることとなる。それは1936年、アメリカの博物学者で探検家のウイリアム・ビームがこの時計を腕に巻き、水深14mでも水が浸入しないことに高く評価した。
MARINE…..マリーン
裏蓋に装着されたクリップを引き上げ、両端のラグ部分を持ち、そのまま両サイドへとケースを引き出す。寸分狂いの無いその密着性のあるケースは、竜頭のついたインナーケースを包み込むかのような構造となり、水圧がかかることで密着性を高め、竜頭からの侵入を防ぐ高い防水性を実現することとなる。インナーケース自体もかなり強いスナップバックとしてキャリバー19を収めることで、伝説ストーリーとして今も語り継がれていることは確かであった。しかしそれはロレックス社と同じく最大の特徴である竜頭からの浸水を防ぐ為にインナーケースに竜頭を装着し、ケース内に装備したことで、時間を調整する場合に、わざわざケースを取り外さなければならない面倒な作業に対し売れ行きは今一だったという。しかしそれは現代に復刻し現在に残る防水伝説ストーリーとしてシーマスター伝説をも凌ぐ一品であることを述べたい。当然ムーブメントはそのキャリバーナンバーの如し19.4mmの空間を擁し、バイメタルの切りテンプがそのその時代背景を思わせる。1943年、28.10,30.10バンパーキャリバーにより自動巻マリーンは誕生したが、その役目はシーマスターへと時代は移りすぎていった。
2007年、オメガはミュージアムコレクションの一つとしてその伝説を呼び起こした…..
“MARINE 1932”………