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MODEL | Ref.145014 スピードマスター プロフェッショナル マークⅡ |
MOVEMENT | Cal.861 |
AGE | 1969年頃 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 41.5mm/横径リューズ含めず×47mm/両ラグ先端まで |
1969年★オメガ スピードマスター プロフェッショナル マークⅡ★Ref.145014/Cal.861
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1966年、アポロ計画を成功させる為に実施されたジェミニ計画に始めてオメガが採用された。それは、前年までに続いた長く険しい各メーカーの受注合戦に終止符を打った政府支給品テスト報告書を受けた翌年のことであった。
そして1966年3月、オメガスピードマスターがジェミニ4号で始めて宇宙へ飛び、同年に発売されたスピードマスターに本物のプロフェショナルの時計を意味する”PROFESSIONAL”の文字が”Ref.145 012″に刻まれた。
その後、アポロ計画へ進み、アポロ1号の悲劇を乗り越え、1969年7月20日、人が始めて月に足跡を刻んだ。そして同年、その栄誉を称え、プロフェショナルに新たな名を刻んだのが、今回ご紹介する1969年モデルであり、世界へオメガが大きく羽ばたく為に、より複雑に、そして簡素化することによりメンテのし易さを念頭に入れ、量産へスタートさせたレマニア共同開発キャリ”Cal.861″搭載の”Ref.145 014″、伝説『オメガ プロフェッショナル MARK Ⅱ』である。
すばらしい時計は、素材、質感、そして重さも重要視されるのは当然、しかも伝説になりえる時計には、必ずその後年語られるストーリーが付き纏う。
今回の一品はまさにそのとおり、1970年前の独特のステンの塊を抉りぬくかのような14mmという厚さをほこり、素材をそのまま生かした結果となったステンの独特の質感、そして腕にはめた瞬間に感じる133gという重量感は、『時計を腕にはめる』というこのシンプルな言葉が普通ではない、何か特別な行為に思えてしまう。それに付け加え、オールドスピードマスター独特の裏蓋に刻まれた浅彫りの”シーホース”は伝説を感じさせてくれる存在感として一種のオーラのようなものまで感じることができる。
当然、宇宙へ飛んだ証のように思ええる厚手のミネラルガラスは、絶対壁として自信に満ち溢れ、スピマス独特の”タキメーター”をインナーベゼルとして内に配し、深く沈みこんだようなダイアルには、当時のトリチウムの視認性を高める為によるマットブラックで統一され、そこにイン溝としてクロノグラフの3インダイアル、そして12時位置の独特のダブルドットのトリチウム、ダイアル周りに配されたバーインデックのトリチウムが、年代と当時の職人の確かさを50年経った今でも語り続けているようてある。
そして1968年、アポム11号をきっかけに、今後の販路拡大を担い、販売戦略を打ち立てたかのようにレマニアとの共同開発した”Cal.861″は、オメガキャリ独特の耐久性を誇る銅メッキの美しさに、当時、現代的な発想であった、『機能は向上、充実させるとも構造はより簡素』になり、モジュールへの移行、そしてメンテのし易さ0考えたとおり、カム式の独特の表情、そして今までにないブリッジデザインは目を見張るものがある。