1950年代18金無垢シャンパンゴールド★オメガ★2レジスタークロノグラフCal.27CHRO

それは機能のすべてにその技術者の巧の技を妥協の無い形で表現した。ある意味それは既に人間がつくる限界の域を当時、超えていたのかもしれない…
その名の如し…27mmという空間に隙間のないほどに埋め尽くされたひとつひとつの魂の宿るメカニカルな様相は、オペレーティングレバーから動き出す先にかかるクリック部分が、ピラー下部へと動力を伝え、当時としては歯数の多い8つという上部ピラーからクラッチングレバーへと引き継がれ、4番車からの秒をなす動力をセンターのクロノグラフ秒針へとそのキャリバーの独自のスタイルとして専属のブリッジを装備したドライビングホイールへとそのトルクは伝えられる。
そしてそのトルクの先に未だ耐震のないオールドスタイルとした伝説というストーリーがデカメのチラネジと共に18000振動の時の語らいをガンギ、アンクルの重なり響きとして『チク、チク、チク…』と時を刻んでいく。

Cal.27CHRO

1942年に、当時オメガ率いるSSIHグループにいち早く傘下していたレマニアで技術部長をしていた伝説マスター時計士”アルバート・ピゲ”が開発した。それは後、そこに12時間積算計を搭載し、”キャリバー321”と名を変え、1957年、スピードマスターファーストキャリバーとして人類が月に始めて持ち込んだオメガのスピードマスターに搭載された
特に今回ご紹介させて頂く27CHROの一品は、シルバーコーティングされた希少なダイアルで、その光沢感にブルー、レッドのスケールをタキメーターとしてオールドビンテージスタイルの基本系を忠実にこの世に残した最高のビンテージオリジナルコンディションである。横に並んだ2?ジもイン溝仕上げの立体的造形にアプライドのドットをアワーズとして表現することで、より立体感を出し、細めのバトン針がビンテージを更に盛り上げ、当時の機械に対しての気配りを感じる最高の一品である。改良型横2つ目キャリバー”320”は未だ未だ市場にでるが、27CHROキャリバーは現在、市場から消え失せてきてしまった。そんな希少な一品、お金で買えないものと買えるものとの価値をほんの少しでも感じさせてくれる憎い演出をした最高の一品であることを再度、お伝えし、このストーリーを完結させよう。