1956年メルボルンオリンピック限定Ref.262656★オメガ シーマスターXVI★18金無垢シャンパンゴールド Cal.471

見ただけでも、その18金無垢シャンパンゴールドのどのモデルにも属さないその形状は、箱型の平面なフロントケースに威圧感を感じる独特なアンカーラグが装備され、メルボルンモデルとすぐにでも納得する独自性を持った最高の逸品であることをまずはお伝えしたい。
しかもその威圧感のプロセスは、持った瞬間に感じる”42g”の重みが、すべてを語り、納得させてくれる。男らしいゴツゴツとした肌触りとずしりとくる重みに、高級的存在感として、ダイアルに配置された独創的ドロップインデックス、OMEGAの文字、”Ω”エンブレム、そして夏季オリンピック16回目の開催であるメルボルンオリンピックの証たる”XⅥ”の文字、すべてが18金無垢の立体的アプライドとして、一本、一本時計作りに対して、オメガが、今まで以上に、又、その功労賞のプライドとして真剣に作り上げた一品であることは、揺ぎ無い事実である。それは、オメガが始めて全回転自動巻き(片方巻上げ)として作り上げたCal.470の後継機、Cal.471が分厚いが為に、より深めとなった18金無垢バックケースに刻まれた功労賞の証たるオリンピッククロスエンブレムメダリオンをこれでもかと深々と刻まれ、とてつもないオーラとなって、その輝きをいつまでもいつまでも放ち続けている…….

1896年、アテネオリンピックから数えて16(XⅥ)回目の夏季オリンピックは、オリンピック史上、始めて南半球で行われた2オーストラリア・メルボルン”。世界情勢の不安定な時期だけに、7カ国以上の不参加の国がでて、流血戦にまで発展した水球など、波乱の絶えないオリンピックとなったが、公式時計として選ばれたオメガにとっては、歴史的価値のある年となった。それはオリンピックの公式時計としてオメガが選ばれてから25周年目に当たるということもあり、その功労を称え、IOCよりオメガに功労賞が贈られた。
当然、その年のオリンピック限定モデルは、今までにない贅沢な逸品となったのは、言うまでもない。