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MODEL | ラウンドケース スモールセコンド |
MOVEMENT | Cal.30T2 |
AGE | 1940年代 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 34mm(クラウン含めず)×43mm |
30mmキャリバー最高の響き..★Ωオメガ★ラウンドケース スモールセコンド 1940年代…Cal.30T2
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そっと耳を澄ませ、そこに聞こえる18000震動のガンギとアンクルが交わる瞬間、テンプの大きさを想像させるほどの時を刻む音が、『チッ、チッ、チッ…』と辺り一面に広がる…ロービートという世界に翻弄する気持ちを苛立たせるかのように、その音色は我がものだけの独占欲を駆り立てる。
テンプ下に刻まれしその魂の印を音だけで理解することを何もためらいもなくこの逸品は我が魂に語りかけてくれた…
Caliber.30T2…….
1900年フランス、パリ万博において、伝説”19キャリ”にて腕時計としての時計が世界で始めて公の場で発表されてからオメガの腕時計への執念は、1939年”キャリバー30″によりそれは達成された。天文台で90.5点という信じられない高得点をマークしそれは、1940年、耐衝Cal.30SCを産み出し、1941年、Cal.3OT1,Cal.30T2をこの世に誕生させた。それは後、1943年に耐震装置がついた”Cal.30T2 PC”が誕生ししたことで、リネイムとしてインハウスナンバー”260″から始まるスモセコ”26系キャリバー”、そして28系センターキャリが誕生し、”30MMキャリバー”という伝説的ワールドを確立していった。
ステンと黄銅の2つの違う金属を張りあわせ、そこに切込みを入れることで、熱による膨張によっておこる精度の誤差を軽減させる為に創造されたバイメタル切りテンプ、地盤の1/3ほどを埋め尽くすその偉大なる天輪に埋め尽くされたチラネジが、ゼンマイを巻いた瞬間、それぞれひとつひとつが精度を限界へと導くプロセスを持ち決して緩急心だけでなく微妙な調整を可能にする真実の証そのものを語り始める。すべてに銅メッキされたコスメティックの表情は耐久性への限界がないことを我々に教えてくれた。すばらしい響き…
まるでその熱き魂の語りを70年の時を過ごしたかのように、ダイアルの経年というヤケが、すさまじい年輪としてここに存在する。美しいという表現からかけ離れた様相は、逆に人のその時代の生きざまをリアルに感じさせてくれる。
存在していることに意味をなし、そして70年経とうが、又、これから先100年経とうが、それは変わらず時を刻み続けることであろう。心にいつまでも残る永遠の残像のように…….