伝説ダイバー600M★オメガ シーマスター600プロプルフ★Ref.166.077/Cal.1002

6気圧まで耐え抜き、－40°～＋50°までの温度差の環境でこの実験は行われ、この結果により、第二次世界大戦中、イギリス軍に11万個納入し、その過酷な環境の中から学んだ実用性への追求の答えを初めてオメガとして答えを出したモデルが発表された

SEAMASTER/シーマスター

1948年、1946年にイギリス陸軍に納入され30mmキャリバー”30T2″を搭載した軍用時計(裏蓋”WWW”waterproof wrist watch”/当社オークション内の出品”イギリス軍用を参照”)のDNAを引き継ぎ、耐衝0リング、スクリューバックを装備し、ムーブメントは、30mmキャリバーをベースにハーフローターの半回転巻き上げを基本としたいわゆる”バンパームーブメント”Cal.350″を搭載したファーストモデルが誕生した。それは後、1952年、デイト付きキャり”352″が登場し初めてのシーマスターのデイトが誕生する、しかしこのデイトが3時位置にあったことによりムーブメントも改良され、ハーフローターから全回転式ローター、そしてスワンネックの伝説”500系”キャリが誕生していくことで、”503キャリ”搭載のセカンドシーマスター、そしてそれは1957年、初のダイバーツとして”シーマスター300″を誕生させることとなった。それは水圧が高まるほど圧縮され、水深が深くなるほどリューズが密閉され防水機能がより高くなるもので、同様にその利便性を3倍厚くした風防、ケースにも応用した。その後、シーマスターの多種多様なモデルはともかく、ダイバーズモデルは、120m防水の”シーマスター120″を1866年に向える。そして丁度この年から史上最強のダイバーの開発が密かに取り組まれた。それはモノコック構造で、ステンの塊を削りだして精製していく構造で、50mmというとてつもないステンの塊となり、そこにプラ性のベゼルディスクで、その回転の誤作動防止機能として右側ケースに赤いプッシュボタンで、ベゼルストッパーのフッシャーを装備、ガラスは割れにくいミネラルガラスを採用、ダブルリング構造で、下部のパッキンは、オメガのおかぶとなる水圧がかかるほどパッキンか閉まり防水力を高めた。当然、500m以上のダイバーを目指した結果、ボンベ内から排出されたヘリウムガスの浸入を考慮したエスケープバルブも採用され、1970年、ついに600もの防水機能を備えた。ダイバーズの世界をいち早く塗り替えるモンスターダイバーウオッチが誕生した。

SEAMASTER 600 PLO PROF/シーマスター 600 プロプルフ

それはニューヨークのオーシャンシステム社の試験で、137気圧、いわゆる”1370M”と同様の水深に耐えうる防水結果であった。それは当時の潜水艦よりも高い防水性を備えたことを証したことなった。
そして今回、ご紹介する一品、まさしく” SEAMASTER 600 PLO PROF/シーマスター 600 プロプルフ”、それも今回の一品のコンディションは奇跡的なものである。特にオレンジ針は、アフターの交換針がほとんどだが、当時のオリジナルで、ほんのとしたヤケの最高の状態、ケースも全くと言っていいほど、ヤセも無く、そしてレッドのベゼルストッパーもキズもほとんど無く、左のガードのついたデカリューズにもキズすらも無い。信じられない光景に目を疑いたくなるような今回の一品、最高のステイテスを味わえる真実のダイバーズストーリーを語り尽くすのに素晴らしい一品であることには間違いない。オメガが1966年から4年の歳月をかけて開発したこの”600 プロプルフ”。真実のダイバーとは何か、オメガの果てしないシーマスターのモデルの中で、頂点に達したモデルの圧倒的存在感を体全体で味わって頂きたい。