レディース★チュードル メッシュブ ウエーブレスレットウオッチ★9金無垢シャンパンゴールド Cal.2512

金の含有量が少なくなればなるほど固くなった時にわれることもあり、現代では時計のケースに採用されなくなった素材だか、出来上がった特性は固く頑丈となる9金無垢。そんな耐久性にも優れた9金無垢を採用した今回の一品は”チュードル ロイヤル”。男性用としても存在するペットネームだが、レディースとしてはなかなか市場にお目にかかることはない。特に今回の一品の特徴とする9金無垢のケースは、バーミンガムにある金の加工業者としてチェーンや時計のケースを制作し、9金無垢だけに、その技術力はチュードルだけでなくロレックスも採用するなど、ロレックス社としてはデニソン社同様、そのクオリティーは高い評価を得ている。

” W.H.Wilmot of Birmingham UK

通称”WHW LTD”。今回の一品はその精製業者のメーカーマークとして”W”が刻印され、チュードル社の為に作られた刻印がつく、又、ヒストリックマークとしては認識しずらいが、1945年のマーキングで、ケースはこの年代に製造されたと見られる。個体としては60年代の一品として制作されたと考えられるなかなか市場には出回ることのない一品であることは間違いない。特にラウンドのケースと一体化したブレスは細かく繊細に編み込まれたメッシュブレスは、全体的に波打つウエーブ模様を全体的に施したクオリティーの高い仕上げとなっている。当然、クラスプ部分にもチュードルの楯マークがしっかりとあり、ダイアルも当時のままの状態、腕に嵌めた感覚も肌に馴染む自然な感覚である。
ムーブメントは2512キャリバー、エタ社のスモールキャリバーとしては主力機種であり、60年から70年代のカルティエのタンク、バンドーム、サントスなどの機械式オールドモデルに対しての主力キャリとしても有名で、レディースならではの21600振動で厚いビートを叩き出す。そんな最高の今回の一品、一言で言えば可愛らしい女性を素直に表現したモデルと言えよう。
最後にチュードルのお話をしてこのストーリーの幕をひとまず終わらそう