激希少セカンドモデル クロノグラフCal.234★チュードル オイスターデイト Ref.7169/0★回転ベゼル ラウンド”カマボコ”ケース & トリプロックリューズ

それは計算数値の理念には属さぬ複雑な計算式のような方程式だけでは考えられぬ様相を引き出しているのであろう…..人の欲望を誘い…そこに満ち溢れる野望を”その名”にしたロレックスの手巻きクロノグラフを超えたクオリティーとしての誇りの結晶であろう……

OYSTER CHRONOGRAPH “Montecacalo”….モンテカルロ

1970年、ロレックスのエキゾチックダイアル、別名”ポールニューマン”にちなんでかは定かではないが、チュードルから誕生した”モンテカルロ”は7031というリファレンスとしてチュードル初のクロノグラフとして誕生した。
当時カタログには2種として販売された。ひとつはベイクライトベゼル、与えられたリファレンスは”Ref.7031”、そしてスティールベゼルは”Ref.7032”。ファーストモデルとしての威厳は1974年、今回ご紹介するセカンドへと引き継がれた。セカンドモデルは特にファーストに搭載されたバルジュー7734をベースにチューニングされたカム式とは違い、ピラーホイールを装備した高級クロノグラフムーブメント”Cal234”を搭載した。ロレックスとの価格格差をつける為の戦略がこのセカンドモデルが登場したことでクオリティーの格差はほぼ同格となったとも言えよう。しかしその後、サードモデル9420オートマティック　クロノグラフとなり7750を使うことで、クオリティーの格差は出来たが、なぜ1974年に7733系の安価なエボーシュを使用しなかったかは定かでかないが、ロレックスのクロノグラフが同じ72系のバルジュー手巻きクロノグラフを仕様しロングセラーであったこと、1973年オイルショックでスイスブランドが7733系にがほぼすべて意向していったことで、他ブランドと格差をつけたかったのかもしれない。
そんな中で今回ご紹介するセカンドモデルは中でも唯一ベゼルが回転する7169/0であり、チュードル　クロノグラフとしては1970年にプロトタイプのみとして”7033/0”が存在しただけで、正式にはこの7169/0が回転ベゼルのクロノグラフとしてファーストとなる。他はベイクライトベゼルは7149/0、スティールは7159/0となり3種が基本となる。そのダイアルは今回の一品が証するように、ロレックスのポールニューマンと同じく分積算計は15分刻みを基本とし、スケールの15分までのタイムラインはオレンジ色、その後15分から30分までは黒字に赤ラインとなり残りの45分までは黒字に白ラインとなる、秒積算計は15秒間隔で黒と白ラインの対角同色となる。ダイアル外周の60秒スケールも10秒刻みにオレンジ色で区別される。その名として呼ばれたように、”モンテカルロ　カジノチップ”のような様相で特別な存在であるかのようなオーラを漂わしているのは間違いない。すべてにおいてほぼヤセもなく、ベゼルディスクのキズ、ベゼルの打痕も無く50年の時を感じさせない様相は最高の状態であるブレスは9315のチュードルブレスでフラッシュフィットは455B。風防も含め、すべて当時のパーツとしてここに存在し、まず市場に出まわらない最高のモデルであることをここに証しご紹介させて頂こう。