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MODEL | ギョーシエダイアル 盾薔薇紋章 |
MOVEMENT | Cal.87 |
AGE | 1954年 |
MATERIAL | 9金無垢 |
SIZE | 29mm(クラウン含めず)×35mm(ラグ to ラグ) |
激激レア1954年盾薔薇紋章★チュードル★9金無垢☆ギョーシエダイアル Cal.87
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1920年代当時、アメリカでは、自家用車やラジオ、洗濯機、冷蔵庫等の家電製品などの様々な発明で、アメリカを中心に、ヨーロッパに飛び火し、世界は空前絶後の『黄金の20年代』とも呼ばれ、当然、ロレックス創業者”ハンス・ウィルス・ドルフ”も、アメリカに市場を求めた。そして一般市場向けの価格帯の商品を送り込む為に、ロレックス時計の市場価値を下げない為に、”ディフュージョンブランド”が誕生した。それは何と1930年代から始まり、中には70年代初め頃まで実在したものもあり、それはなんと50社とも呼ばれる。(ユニコーン、ジェネックス、アクア、オイスター、ソーラー、ブレックス、セルシーマ、ロネックス、モネダ、ロルコ、サウスマーリン、オミグラ、プリンスダウフィンなど)といった具合だ、その中でもその人気の高さゆえ、現在でも独自の文化を開花させたのが、イギリスのチューダー王朝で有名なチューダー家王族創設のヘンリー7世の紋章としても知られる薔薇をモチーフにした『チュードル』である。1926年、 “Veuve de Philippe Huther/ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター”として存在していた時計メーカーをロレックスが、1930年に引き継ぐ形となり、1946年3月に”MONTRES TUDOR SA”に社名を変え、今日に至っているが、何と言ってもその年代により変わっていったチュードル社のエンブレムがオールドチュードルの魅力であろう。
1936年頃までのストレートな”TUTOR”の名を入れ、そこにスモセコの上部にROLEX WATCH CO LTDのダブルネームを基本としたデザインから始まり、その後の盾薔薇紋章と言われるように盾の中に薔薇を描いたデザインヘと変わり、”MONTRES TUDOR SA”と変わった’46年頃にはそのデザインの数だけでも8種類とも言われる小薔薇紋が誕生し、そこに大薔薇紋章も発生し、1969年すべてが統一され現在の盾マークとなった。当然、現代においてはリダンがほとんど完全なオリジナルコンディションとして存在する個体も少なくなってきてることからもすべてのエンブレムが希少として存在するのは事実だが、その各薔薇紋の真実のヒストリック性については未だ解明されていないのが真実である。その中、今回ご紹介させて頂く一品はチュードルの歴史の一ページを開いた瞬間の感動を味わえる一品でありそれが市場への出回りが極度に少ない個体として存在する盾薔薇であることを最初にお伝えしたい。
当然、盾薔薇は1936年頃登場しその後いつまでそのエンブレムが存在したのかは誰も知らない。チュードルのオフィシャルサイトでさえもその真実に対し、明らかにしていないのも事実、はっきりと明らかにされているのは1969年にすべてチュードルは盾マークに変更されたことだけである。しかし、今回の一品がそれを証しようではないか……
1920年頃から関税の引き上げにより金、銀製品に対し、厳しい監督下の中におかれ、当然時計の金、銀無垢製品に対し、それまで以上に細かく詳細に刻印として証することとなったのは誰でも知ることである。そのとおり今回の一品の贅沢な9金無垢のクッションケースのインサイドの刻印には、1884年にバーミンガムでアーロンラフキンデニソンにより創業され、オメガ、ゼニス、ロンジンなどにもケースを提供したイングランドでは最高級ケースメーカーとして名高く、チュードル自体もかなり受注していたこでも知られるケースメーカー”DENNISON/デニソン”の刻印からストーリーは始まり、その下に連なる1975年まで用いられイングランド国内流通印である”9”そして”.375”、その横に同意味をなす錨を横にした刻印、そしてこの9金無垢が1954年にバーミンガムで製造されたことを示す3を逆にに斜めにしたようなヒストリックマーク、そしてその下にデニソン社の最高級品の等級を表す”ALD”が、この逸品のヒトリックストリーを露わにしてくれた。ムーブメントには当時1950年代すでに15社に膨れ上がったエボーシュグルーブ最大のメーカー”AS”ア・シールド”の秒カナをブリッジの下に押し込むかのように独特に盛り上がったブリッジ、そしてパーツひとつひとつが分厚く手作りに徹した頃の生々しさを感じる87/94キャリを搭載、18000振動の安定したビートを叩く、そしてこの存在を極める為にチュードルとして最高の雄叫びとして存在するダイアルは、下から丁寧に叩き出す手法で施されたギョーシエダイアルが経年により薄らと全体にヤケが広がり、そこにこの逸品のヒストリックストーリーのプロローグとして、いつまでもいつまでも余韻ののように盾薔薇紋章がはっきりとここに存在することを最後にお伝えすることとしよう。
【コンディション】
日差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ダイアルは60年の焼けが全体にみごとに薄らと広がった奇跡のオリジナルコンディション。ケース裏に個人の刻印かがあるが、他は年代からしてもかなり綺麗な状態で全体的には60年経ったとは思えないほどのコンディションです。