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MODEL | Ref.89190 プリンスデイト ハイドロノート |
MOVEMENT | Cal.2824-2 |
AGE | 2000年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 40mm(クラウンガード含めず/含め45mm)×47mm(ラグ to ラグ) |
超美品☆Ref.89190★チュードル プリンスデイト ハイドロノート★日本ロレックス オーバーホール見積済 Cal.2824-2
SOLD OUT
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ロレックス社が、1930年に“Veuve de Philippe Huther”から引き継ぐ形となり、1946年3月に”MONTRES TUDOR SA”に社名を変え、50以上と言われるディフュージョンブランドの頂点に立ち今日に至っているのがチュードルである。
その魅力は、年代により小薔薇、盾薔薇、大薔薇、そして現代の盾チュードルへと引き継がれた謎多きヒストリーであろう。しかし不況の最中の新社屋で話題もさらった前ロッレクス社長”パトリック・ハイネガー”氏の時代からそれまでのロレックスの秘密主義的な考え方がオープンになり最近では、その財団法人”ハンス・ウイルスドルフ基金”下で運営されていることもあり、そのベールに包まれたヒストリーも少しづつではあるが明らかになってはきたのも事実である。
ロレツクスと同等のハイスペックを持ちながら安価ムーブメントを搭載することで、コストパフォーマンスを売りにしてきたチュードルだが、その中でもロッレクス以上のバリューアップで市場的価値を見出しているのはやはりサブマリーナであろう。1960年にロレックスサブマリーナと同等の防水性と信頼性を持ち、且つ一般向け市場として開発プロジェクトが組まれ、1964年に誕生した”チュードル プリンス サブマリーナ/Ref.7928”から青サブの原型としても知られる”イカサブ/Ref.94010”を経て、40mmのビッグケースを有するサブマリーナ”Ref.79090”へとDNAが引き継がれ、その後、それを最後にチュードルサブの時代に終止符が打たれた。しかし1999年、突如として現れたのが新生サブマリーナである。しかしそこには、サブマリーナの面影は無く、それまでのロレックス色から独自色のコンセプトを掲げ、名前もサブマリーナからフルモデルチェンジとした形で誕生した。
HYDRONAUT/ハイドロノート……
それまでのロレックス、チュードルとはかけ離れたデザインは、まさに新生チュードルであり、チュードルの脱ロレックスを掲げた現社長の思惑は、既にこの頃から始まっていたのかもしれない。
”REF.89190”、ダイバーという形をストレートに表現したその視認性を第一に考えたデカめのスーパールミノバ夜光のインデックス、アローハンドは、シルバーフレームでまとまりのある印象を与え、メーカーエンブレムや文字もシルバーカラーでアプライドに仕上げ、繊細で憎い演出としてコスメティックデザインを完璧なものにしていると言えよう。更にケースにはサイド上にハイポリッシュ鏡面仕上げとヘアラインで仕上げ、そこに軽く段差をつけることにより、影のように演出することとなり、より立体感を出し、それまでのロッレクスにみる一貫性のケースサイドの造形とは、かけ離れた存在として見事に独自性をかもしだしている。しいて言えばベゼルディスク上のルミナスポイントだけがロレックスの面影を感じるものの、そのベゼル自体もエッジの凸凹部分の感覚を広くとりケースの外周と同化し、強いオリジナリティーの印象となっている。更に更に、ブレスに関しては、オイスター5連ブレスという新たな世界まで創造してしまった。そこに与えられたREF.93550は、クラスプに若干のロレックス色が感じられるものブレス本体は全くの別物である。全体的にこの一品を見つめていると、別世界の何物かわからないほどの感覚で麻痺してしまいそうであるが、そこからふと気が付けば、いつしかこの一品にとりこになってきそうな不思議な感覚も備えている。
現在のスポーツ系3本柱の一つとして、又、そのグランツアー、スピードを誕生させた新生チュードルの源流となった今回のREF.89190、あなたはこの今までにない脱チュードルの一品の存在にYESかNOか、考えてみるのもいいかも、しかし現実に手に取り、腕に嵌めなければ、その良さも悪さも、そしてこの時計の本当の意味であるロレックスの新たな野望もわからないかもしれない。
【コンディション】
日差±15秒、当社カンギ、テンプ、ゼンマイ、注油済みの3ヶ月動作保証付き。緩急針のネジに摩耗が見られ若干調整しにくくはなっていますが普段使いには支障はございません。タイムグラフでは+5~10秒ほどです。ケース、ブレスには極極小のキズはございますがかなり綺麗な逸品です。