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MODEL | Ref.117 20 クロノグラフ アンティマグネティック |
MOVEMENT | Cal.51 based |
AGE | 1950年代 |
MATERIAL | 18金無垢ローズゴールド |
SIZE | 38mm横径リューズ含めず/(含み40mm)×43mm両ラグ先端まで |
激希少18金無垢ローズゴールド★チャールズ・ニコレット★耐磁クロノ Ref.117 20/Cal.51
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磁気との関わり合いは人類として誕生する限り、共存していくものであり、紀元前2世紀より磁気治療が存在した通り体の成長を促進させるパワーも秘めており、使い方ひとつで人体に悪影響も及ぼすことがわかる。16世紀からは本格的に磁石治療が中国では薬石とまで呼ばれるほどで18世紀にはドイツのメスマーが磁気治療で成功を納め、ヨーロッパ全土に広がっていった。しかしその中で時計に対してはその磁気が機械に及ぼす影響は悪く、ひどい場合は止まってしまうこともある。当然、その磁気に対し1846年テンプ、ヒゲゼンマイ、レバー シャフトをパラジウム製にすることで耐磁性の高さがどう変わるかを”ヴァシュロン・コンスタンタン”内で実験が行われ、1915年にはヴァシュロン”から初めてのポケットウオッチの耐磁時計が発売された。それ以降、ケースに対しての改良もなされ1930年頃よりダイアルや、ムーブメントと裏蓋の間にニッケルやクロム合金などを混合したインナーケースを装備することで、機械自体を磁気から守ることができ、クオリティーを高めながらコストパフォーマンスでもスイス時計産業に大きな影響をもたらした。
今回ご紹介する一品”チャールズ・ニコレット トラムラン”もその時代のひとつであり、1916年にスイスのトラムランで創業を果たし、クロノグラフメーカーとして名を馳せ、1937年にはコンパスを装備したクロノグラフモデルを発売するなどクロノグラフとしてはスイスを代表するブランドである。
そのチャールズ・ニコレットからの一品は、クロノグラフの耐磁モデル”ANTIMAGNETIC”。まず目立つは、異例的な38mmというサイズは当時としてはかなり希少であり、それが18金無垢のローズゴールドだけに、圧倒的な存在感を見た者に与える。当然、その18金無垢ローズゴールドケースの裏蓋を開けるとそこには耐磁メタルのインナーケースがしっかりと納められ、このモデルが特別な存在であることを証している。機械はランデロンの51をベースに自社でチューニングを施し、機械式クロノグラフの弱点でもあるクロノグラフリセットハンマーの遊びをクラッチングレバーに溝を作り、そこにリセットハンマーの駆動部分にそれに合う形状を作りはめ込むという独特的なリファイン技術で0ポジションの戻りの正確さを高めている。又、ランデロンでは珍しくコートドジュネーブ装飾をブリッジ部分に施し、美しさへの拘りも忘れない最高の一品であることは間違いない。