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MODEL | ヴアルカン クリケット |
MOVEMENT | Cal.120 |
AGE | 1950年前後製造 |
MATERIAL | 14金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 33mm(リューズガード含めず/含み42mm)×45mm(両側ラグの先端まで) |
世界初アラームCal.120★ヴアルカン クリケット★激希少14金無垢シャンパンゴールド
SOLD OUT
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その静けさの中….人の吐息を感じ、おもむろに腕に嵌めた時計に目をやり静かなるその瞬間を待つ…..
指で3時位置のリュウズを右に回す….機械内部では時間とは違う上部のある丸穴車をコハゼが留め回し始める。
左に回すと下部に配置されるもうひとつの丸穴車が周りだす。
2時位置のリュウズとは違うトリガーという存在。
そのトリガーが上がりきった部分でリュウズを一段引き巻くと時間が調整される
今度はトリガー最後まで押し、飛び立したリュウズを回すとセンターにある秒針とは違うポイント針が動き始めた。
それはダイアルに配した一時間ごとに60のスケールを描き、繊細に刻まれたダイアルをある一定の時間に定め、時を待つ
時の鼓動だけが、あたり一面に響き、今にも何かが起こりそうなその静けさは、あるひとつのストーリーを語り始めた
『criket………クリケット』
30秒という時の印す響きに止まったその空間は動き始め、30秒という長き鼓動を動き出した瞬間、人は時の静けさに気付くであろう…….
そんなスペックストーリーをお話ししながら今回ご紹介する一品は世界で始めて腕時計としてのアラームを開発したヴァルカンのクリケット。2時位置のトリガーでアラームと時間セットを切り替えるという画期的だが、一般の方にはその操作方法は簡単にはわからない。それが逆にこのモデルを手に持つ者のステイタスなのかもしれない。特に今回の一品は市場にはまず出回らない14金無垢、ケースメーカーは1889年に創業した3大ケースメーカーと謳われた”ウォズワース社製”。金張りの技術は世界一とも呼ばれ、後エルジンに買収されるが、その伝説はロンジン、オメガ、ルクルトなどスイスメーカーがアメリカ進出にあたり必ず受注をしていたケースメーカーである。更にダイアルは当時のままで全く書き換えもしていないオリジナルのコンディションであるのは確かだ。そんな希少過ぎる一品を大切にして下さる方にお譲りしたいと願う一品である。
1947年、それは世界で初めて開発された。熱きアラームの思いを生涯にささげた『アラームの父』と呼ばれるロバート・ディティシャイムの魂は息子へと引き継がれるが、それは”世界初”と呼ばれた称号に隠された開発費との戦い、そして2年後に迫り来る怒涛のアラーム開発の熾烈な戦いにおいてはジャガー・ルクルトのキャリバー489、ア・シールド社によるコストパフォーマンスに成功したキャリバー1475、予想にもしないヴァルカンが導いた結論が、当時、既にジャガー・ルクルトを中心とした”SAPIC”、オメガなどを中心としたSIHHなど、現在の複合企業体へのと移り変わる時代のとおり、ヴァルカンも当時のMSR(マニュファクチュール・ドロロジュリー・スイス・レユニエ/後レビュートーメンへ)への傘下を余儀なくされ、伝説となったファーストアラームキャリ”Cal.120″も名も変えていった…..