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MODEL | Ref.J14070 ファーストモデル ラウンドケース |
MOVEMENT | Cal.3180 |
AGE | 1961年製造 |
MATERIAL | 14金張り”80ミクロン” |
SIZE | 35mm/横径リューズ含めず×42mm/両ラグ先端まで |
幻1’stステージ1961年★グランドセイコー ファーストモデル Ref. J14070★Cal.3180
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戦後から1950年代に入り急激に高度成長を遂げていった日本、戦後最大の自殺者数までも出した時代でもあり、逆に洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの3種の神器が誕生し、夢や希望に全力を傾けていた時代でもあった。そんな時代、時計という物質は言わば人生の勝利者が手にするものであり、一種の憧れであり、その時計を手にすることを目標にし勝利者を目指した人も少なくない。その象徴的産物のひとつが服部時計店”セイコー”ブランドであったことは間違いない。
独特なトライアングルブリッジの象徴的造形”Cal.560”、19石から21石への軌跡を歩んだセイコークラウンはその集大成であり諏訪精工舎の息吹の原点となり、”フェザーCal.60” 第二精工舎の追手をくじく形となった諏訪からの使者”Cal.3140”セイコーライナーを生み、そして諏訪魂として世界にその名を轟かせることとなったのがセイコーブランドを世界のセイコーへと発展させていったグランドセイコー ファーストモデル”Cal.3180”搭載”Ref.J14070”であることは間違いない。
それはダイアルの6時位置に諏訪のシンボルマークではなく金無垢アワーズインデックスを意味する”星マーク”をそこに写し、36000振動にも関わらず視認性を追い求めた大き目のドルフィン針を装備、これは当時のスイス時計界でも信じられない偉業だったのは事実、当然18000振動のチラねじを主流とした時代にあくまでも精度への追求を求め、独自の開発で温度差にも強い素材でチラねじを無くしたテンワ、又弾力性且つ強度なヒゲゼンマイをも開発、より小さくすることで高振動、36000振動を実現した。それは世界のグランドセイコーという何を世界に轟かせ、スイス時計界をも震撼させた。
そんなグランドセイコーのファーストモデルから今回ご紹介させて頂くのは、裏蓋にその伝説たる証1からなるシリアルナンバー、1961年製のもの。それは同時にファーストステージを意味し1962年早々にセカンドステージへと移行、63年にはサードステージへとチェンジアップされるが、そのプロセスは独特の筆記体となる”Grand Seiko”がファーストは掘り込んだレターデザイン、セカンドはプリントのみ、サードが市場に多く出回るアプライドの立体的デザインとファーストモデルだけでも様々なストーリーが展開するようにその中でもまず市場に出回ることが無いほど希少なのは掘り込みのファーストステージ、斜めからダイアルを覗き込んだ時にその中に段差を感じるその様相は最高のステイタスを感じる。当然その星マークの金無垢の輝きとは裏腹に影のように浮かび上がるその”Grand Seiko”の文字は異質で特別な一品としての存在価値を秘めているのは間違いない。バックケースのメダリオンは修復されており、内側からその痕跡も伺いし知るところであるが、外側からは全く分からず、かなりいいコンディションとなっている。80ミクロンを有する14金張りケースも小キズ程度の最高の状態。