激希少14金無垢ホワイトゴールド彫金美★ウォルサム グレード210★極上 1918年製造

 鉄道時計として代表的なバンガードなどスタンダードというアメリカ時計の歴史を担ってきたウォルサムだけに、それぞれのグレードに対するクオリティーへの拘りはアメリカ随一と言っても過言ではない。特にウオルサムでは珍しい12ラインのモデルとして代表的なグレード210は、数多くのファンを世界に作ってきたきたこともあり、様々な仕上げで、世界の人々を楽しませたことでも知られる。
今回のモデルもその通り、12ラインの小じんまりとしたグレード210独特のキュートなメカニカルフェイスは、アメリカン時計として珍しい1/2ブリッジで、当然そこにはダマスキン模様が繊細に施され、2,3,4番車、そしてガンギ車にもゴールドシャトン留めされたルビーが煌びやかな輝きを放ち機械の美しさを絵画のように描いている。その受け石もADJUSTEDが刻んだ基本石数17石から19石に上げた特別仕様。特にこの一品のすごさは、そのムーブメントを留めるインナーケースが通常の銀無垢や真鍮メタルではなく、14金無垢のホワイトゴールドで、月桂樹の葉をモチーフにして彫金加工されている最高のエングレービング技術は、見た者は溜息を洩らし、美しいとという言葉すらも軽々しく思えるはずであろう。それはインサイドのバックケースの刻印の名” J.DEPOLLIER & SON”が証するように1890年頃から第一次世界大戦の最中も、リストバンドとセットで販売されるなど、アメリカ軍用時計のケースのメインメーカーの一つとしてもその名は知られ、20年代からはティファニーなど宝飾時計の高級金無垢ケースなども手がけるカナディアンメーカー。当然その鉄道時計とは方向性の違う、美しさだけを追い求めてきたディテイルのとおり、希少なクッションケースは当然、14金無垢のホワイトゴールド、状態も打痕などの目立つキズも全く無く、最高の状態であり、磨きすらもほとんどかかっていない状態にも驚かれるはずであろう。
そんな今回の一品、18000振動、19石、テンプ受けはダイヤモンドエンド、チラねじのブレゲヒゲゼンマイ、1918年に製造された如く、当時の温度差によるヒゲゼンマイの性質を利用し、精度の安定感を図ったバイメタルの切りテンプ。グレード210のガンギ、アンクルの静かなる耳に響く時の語らいを感じながら今宵もあなたの大切な時間をこの一品と過ごして頂ければと願い出品致します。