メーカー保証★ボール ウオッチ クリーブランド・エクスプレス★Ref.NM1058D-SCJ-GY/Cal.2836-2

18サイズ、17石入りのオープンケースの懐中、週あたりの誤差は±30秒以内、垂直・12時位置下向き、12時位置右向き、12時位置左向き、水平・文字盤側下向き、水平・文字盤側上向きの5姿勢差を週単位で計測、30°以上での温度差の環境に中、調整が行われた……

120年前の1891年4月19日、アコモデーション号はフルスピードで走って来た湖岸サザンミシガン鉄道を西からオハイオ州キプトンに向け走行していた速達郵便列車である「No.4」と衝突し、両列車の機関士が死亡、6名の乗務員が大破炎上した郵便列車の犠牲となった。アメリカ史上最大の大惨事として現在も語られているが、この事故をきっかけにアメリカ鉄道時計の歴史が始まったとも言えよう….

『BALL OFFICIAL STANDARD…ボールオフィシャルスタンダード』

監督検査官として鉄道会社に抜擢され”ウェブスター・ クレイ・ボール”はアメリカの時計産業の精度に対して自ら規格を創り上げ、その後の鉄道時計の安全性の基礎を作った。自らもその規格に合う時計を創りあけていったが、その後、ハミルトンを含め、既に基盤を作っていたウォルサム、エルジン、インソガル、グリュエンなどのアメリカブランドが犇めく中、その時計のボールブランドも闇へと消えていった。しかしその精度に対するウェブスター・ クレイ・ボールの魂は、過酷な環境の中でも安全性とクオリティーの高さを追求したブランドとして現代にも変わりなく引き継がれいるのは確かだ。
そんなボールの魂を引き継いだ一品、”NM1058D-SCJ-GY”、 TRAINMASTER Cleveland Express/トレインマスター クリーブランド・エクスプレス。その名の如し、ボールの創業ストーリーそのものとした存在、ニューヨークからグリーンブランドを繋ぐ列車にボールの本社を目指しその真髄をその名に託し、8日間巻き卓上時計の永遠という存在を視認性に求め、ダイアルはサンブラストフィニッシュを施し高級的な光沢のあるクオリティーの高い造りではあるが、決して針よりも目立たず落ち着きを魅せ、インデックスはかなり大きなオールアラビアンナンバーを立体的に表現し、そのナンバーのトップ部分には、ダイアルから飛び出た突起物のようなスイスが誇る自発光型の”マイクロガスライト”を採用、絶対的な視認性を魅せる。そして当然、ボールスタンダードの代わりに現代が認めたクロノメーターという存在は自社調整として最高の精度を誇る。当然その魂は針のバック部分に紋章として表現し、実用という部分に拘りを魅せたプライドの感じる一品である。
そして今回の一品、嬉しいことに使用回数は3回、腕にはめただけで、当然、メーカーし保証が2015年5月9日までの残り13カ月以上のつい最高の現実を秘めた一品としてご紹介しよう。