激希少18金無垢ピンクゴールド★ピアジェ オートマティック★Ref.2364-2/Cal.694

 1874年、スイスのラ・コート・オフェで創業した”ピアジェ”、フランス国境に近いこともあり、1920年代、当時エドモンド・ジャガー率いるジャガー社などのマニュファクチュールを中心としたフランス時計産業の影響を受け、いち早くマニュファクチュールとして確立していった。1956年になると当時では世界最薄となる2mmの手巻きキャリ”9P”を開発し、4年後には自動巻きで2.3mmの薄さを誇る”Cal.12”も開発し、世界有数のマニュファクチュールの一つとなった。2002年にETA問題の発表とは関係なく、独自のラインで自社キャリ開発に着手、2006年からは怒涛のように自社キャリを開発し、12ラインに拡大した”830P”,”800P”を発表、10時位置にスモセコを配し40mmのケース径でありながらケースの厚さが6.6mmの”アルティプラノ”の発表は、各雑誌でも取り上げられ、今でも記憶に新しい。特に同年に開発された時針の中央のディスクに歯車を繋げた自社開発のトゥールビヨン”Cal.608P”は中に浮かぶフライングトゥールビヨンとして世界の人々に衝撃を与えた。
そんなピアジェから今回ご紹介する一品は、ピアジェとして未だ自社キャリとして自動巻がこの世に出る前の希少すぎる一品。当時、自動巻きはロレックスに見るような両方向回転ローター、1915年の世界初自動巻きのハーウッドとア・シールドの流れとしてア・シールド社製のバンパー式自動巻きなど、自動巻きではあるが片巻上げが主流であったが、1942年、その名”フェルサ”を世界にしらしめた名機が登場した….BIBYNATOR/バイディネイターCal.690、” bidirectional rotor winding”その名のとおり両方向からの巻上げを可能とした自動巻きが世界で初めて誕生したこととなった。その690にデイト機能を装備したCal.694を搭載した一品が今回ご紹介の一品である。現在のピアジェとは全く違う意味合い をなしたこの一品は、Cal.694を入れるだけあった13mmオーバーのかなり分厚いケースとなりベゼル部分にステップをつけ、その18金無垢ピンクゴールドという世界をかなりの存在感として表現している。当然オリジナリティーを証するダイアルのインデックス、時、分針はすべてピンクゴールドで表現され、デイトのカウンター部分には同色のフレームを採用、アクリル風防に関しては、デイト部分を強調する為のピンクゴールドフレームで高級感を印象づける。今とは違う力強いピアジェを感応できる最高の一品であり、市場に出回ることの無い最高の一品としてご紹介させて頂きたい。