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MODEL | ブレゲ タイプXX ファーストモデル フライバック機能 |
MOVEMENT | Cal.222 |
AGE | 1955年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 38mm/横径リューズ含めず×45mm/両ラグ先端まで |
幻1955年ファーストモデル★ブレゲ タイプXX★Cal.222フライバック
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フランス軍が本格的に時計との関わりあいを持ったのが、1850年代からの航海時に必要となったマリンクロノメーターであろう。しかしその後、時計を官給品として導入したのが他国より後発であつたのが第一次、第二次も含め、その戦争でのフランスでの役割であったのではないだろうか。第一次世界大戦で200万人以上の死傷者を出したフランスは第一次世界大戦では、当時にとして戦争に参加していたが、独特の階級制度もあるのか、上流階級では戦争時でも無縁の世界も存在し、第二次世界大戦では1940年に早々にドイツ軍に降伏し、途中で戦争を諦めた形となったのも事実である。それもあり時計の分野においても当初、早々とドイツ軍占領下となったこともあり、時計の製造拠点であったブザンソンさえもドイツ軍の軍用時計製造工場と化した。又、ドイツから戦争補償として時計も渡され、軍用 としてはドイツ国内のメーカーがほとんどとなった。有名どころは、ハンハルトなどであろう。そんな歴史の中、独自の軍用時計を開花させたのは1950年に入ってからであろう。その有名なものがタイプ20規格の存在である。30分積算計を擁し、300回以上のクロノグラフ作動での誤作動がないこと、そしてフライバック機能付であるというまさにドイツ軍用時計にならった企画であった。1952年確立されたその規格は1954年にブィクサがは早々と4000個を既にフランス海軍に納入しており、第一次世界大戦時既に、フランス海軍にポケットウオッチなどを納入をしてい老舗アウリコストやブザンソンに本拠地を置くドダネなどの強豪引き眼く中、ブレゲが1960年フランス海軍に納入を決めている。当時、マセイ・ティソに時計製造を丸投げしていたこともあり、機械に関しては、スイス製のバルジュ22にフライバック機能を備えた222を搭載しタイプXXとしての歴史を刻んだこととなった。その後1970年になってからフランスから依頼を受けたが、納入コストが高いことからブレゲはフランス海軍に納入されなかったが、ブレゲはいち早く一般向けモデルとしてタイプXXの発売にこぎつけた。そんなブレゲから今回ご紹介させて頂く一品は、正式なものとしてはファーストモデルとなる1955年製造のタイプXX。その独特的なハイポリシュな回転ベゼルにアラビアンナンバーを刻み、細めなベゼルながらもファーストの風格は半端ではない。ダイアルのヤケた具合にラジウム夜光が枯れ、最高の年輪の証となり、この一品の誕生プロセスを語りかけてくるかのようである。ペンシル針の夜光部分は直しが入っているが完全な当時のオリジナルであり3時位置の30分積算計ののリーフは、当時のままで、その姿は、現代まで続くタイプXX伝説の原点となっていることも肌で感じることが出来よう。当然、4時位置のリセットボタンを押した瞬間、その22キャリにフライバック機能を装備させた”Cal.222”の鼓動が、8枚歯のピラーを通じミリタリーにかけたブレゲの思いと共に伝わってることもお伝えしておこう。